ボツワナの職場では毎週水曜日に食堂に集まって朝礼をしている。これが楽しみの一つだった。
職場はだだっ広くて、ポツポツと平屋のオフィスが建っているので、食堂までも数分歩くことになる。
朝礼がどういった運用だったのかもわからないが、職場のメンバーが気になってることを持ち寄ってスピーチするような感じ。現地語で話すので私はほとんど話してる内容はわからなかったが、仕事の話ではなく、エイズなどの話が多かった。時には職場には関係のないメンバーが話したり、劇団員を呼んできてパフォーマンスすることもあった。
大抵の場合、話の終わり頃に誰からともなく歌を歌い出し、結果的に全員が歌を歌っている。
心に響くゴスペル。昔の日本で言う民謡が同じだったのかと思う。
朝礼が終わって食堂からの帰りも面白くて、よくみてると何人かが手を繋いでる。
男性同士もあれば女性同士のケースもある。私をどん底に落とした所長も掃除のおばちゃんと手を繋いで話している。朝礼や職場に限った話でもなく、こう言うスキンシップっていいと思う。