コンビニ兄弟

町田そのこさんの「コンビニ兄弟」を読んでいる。
コンビニで働く2枚目店長とその兄弟の話。
早くも2巻目を読破中。

本を読んでいると、コンビニを毛嫌いするおっちゃんが登場するが、自分も似たようなところがあるので反省する。
コンビニはほとんど行かないしあまり好きではないところも似ている。
小さい頃はコンビニもなかったので、近所に物を借りに行ったり貸したりすることが多かった。特に多かったのは調味料。
少し切らしたのでと言って、借りに行ったり、借りに来たり。そこでまた母親同士が喋り込む。
小さい頃はこんな風景が当たり前だったから、コンビニなどで便利になったぶん、近所付き合いも減ってしまったのかと思ってしまう。

でも、この本を読んでると、コンビニも捨てたもんではないし、自分の偏見を思い知らされる。
この主人公のようなコンビニが近くにあるわけではないと思うが、自分が知らないだけかもしれない。
2枚目でなくても、一生懸命お客さんに向き合ってるコンビニもあるだろう。
これからはたまにコンビニ巡りでもして面白いお店を探すのも楽しそう。
読書の楽しみもあるが、またいい発見ができた。

町田そのこさんの本は、胸に刺さることが多い。
自分がどれだけ周りのことに気づかずに、ぼーっと生きてるかを突きつけられる。
今のところ、このコンビニ兄弟は柔らかい感じ。今後どういう展開になるか楽しみ。