Claude Codeの /clear と /compact の違いと使いどころ

Claude Codeを使っていると、会話が長くなってきたときに /clear/compact のどちらを使えばいいか迷いがちなので、整理してみた。
コマンドの挙動

/clear ── 会話を完全リセット/compact ── 会話を要約・圧縮
コンテキスト(会話履歴)をまるごと削除する。
・今まで話した内容はすべて消える
・Claude Codeは「初期状態」に戻る
・ファイルの編集履歴や決定事項も記憶から消える

イメージとしては、ターミナルの clear コマンドに近い。画面だけでなく、Claudeの記憶ごとリセットされる感じ。
コンテキストを要約して圧縮する。
・会話の内容は要約された形で残る
・トークン数が減り、続きの作業が可能
・重要な決定事項や作業の流れは引き継がれる

イメージとしては、長い打ち合わせの議事録を作って、元の会話を捨てる感じ。要点だけ残してスリム化する。

使い分けの目安

状況使うコマンド
別のタスクに切り替えたい/clear
同じ作業の続きをしたい/compact
コンテキスト上限エラーが出た/compact
作業が一段落してリフレッシュしたい/clear
途中の経緯は要らないが結論だけ引き継ぎたい/compact

実際の使いどころ

/clear を使う場面/compact を使う場面
- アプリAの実装が終わり、次はアプリBに取り掛かる
- デバッグ中の試行錯誤が終わって、きれいな状態から再設計したい
- 実験的なやり取りをリセットしたい


- セッションログやメモリへの書出が完了している
- PR/Issue・Git commit で変更が保存済
- 新しいトピックに切り替える

- メリット: 長い会話履歴の累積ノイズがリセットされ、ファイルの「正」だけが残る

前の文脈が邪魔になる場合に使う。
- 長時間かけて設計を詰めてきた途中でトークン上限が近づいてきた
- 「ここまでの経緯を踏まえて実装して」という作業を続けたい
- 大きなファイルを何度も読み込んで会話が重い


– 継続したい が context window が逼迫している
– まだファイル化していない途中の決定・議論がある
– デバッグ中で「何を試したか」を継続して進めたい

– メリット: 要約化された会話が残り連続性が保てる


前の文脈がまだ必要な場合に使う。

そのまま継続が適している場面

  • 短いタスクの途中
  • コンテキスト圧縮のコストに見合う複雑性が無い

注意点

  • /compact はあくまで要約なので、細かい詳細は失われることがある
  • 重要な仕様や決定事項は、要約前にメモかファイルに書き出しておくと安心
  • tmuxでマルチエージェント構成を使っている場合、ペインごとのコンテキストは独立しているので、それぞれ個別に管理が必要

仕組みの整理

種類保存先/clear で消える?/compact で消える?
ファイル型メモリ (~/.claude/projects/…/memory/MEMORY.md 等)ディスク❌ 残る❌ 残る
会話履歴 (今のやり取り)セッション✅ 消える🔸 要約化
TaskList 状態セッション✅ 消える✅ 消える
プロジェクトファイル (docs/コード)Git❌ 残る❌ 残る

ファイル型メモリ (今回保存した project_status_0421.md 含む) はディスクに書き込んだ時点で永続化されており、/clear しても消えません。次回セッションで CLAUDE.md の auto-import と MEMORY.md の索引で自動的に読み込まれます。

セッション終了時に「作業状況をメモリに格納して下さい。」の後に /clear を実施し
次回セッションは「メモリを確認して前回の続きを再開願います」で再開できる。